映画【白ゆき姫殺人事件】これを読んで犯人がわかった奴はすごい！
作品情報
| 上映時間 | 126分 |
| 製作国 | 日本 |
| 監督 | 中村義洋 |
| 原作 | 湊かなえ『白ゆき姫殺人事件』 |
| 音楽 | 芹沢ブラザーズ「All alone in the world」 |
| 配給 | 松竹 |
| 公開日 | 2014年 |
| 出演者 | 井上真央綾野剛
蓮佛美沙子 菜々緒 金子ノブアキ 貫地谷しほり 染谷将太 |
あらすじ
美人会社員が惨殺された不可解な殺人事件を巡り、 一人の女に疑惑の目が集まった。
同僚、同級生、家族、 故郷の人々。
疑惑の女の関係者たちがそれぞれ証言した 驚くべき内容とは。ネットや週刊誌報道を中心に、無責任な「噂話」が 広まり、彼女の人物像はますます見えなくなっていく。
果たして彼女は残忍な魔女なのか、それとも――。
こんにちは！オーサム(@awesome8v8)です。
今回ご紹介する作品は、映画『白ゆき姫殺人事件』になります。
本作は小説から映画になった作品で、作者は”イヤミス”(後味が最悪な作品を指すミステリー)で有名な湊かなえです。
湊かなえといえば、代表作の『告白』は映画にもなりました。
松たか子主演で、教師役の松たか子が自分の娘を殺されたことで中学生の生徒に復讐しようとする物語です。
見ての通り物語の内容は、尋常じゃないくらいぶっ飛んでいます。
物語の展開が衝撃すぎて、イヤミスの言葉通り後味最悪の映画ですから視聴する方は心して『告白』を観られてくださいね。まぢで！
後味が悪いとはいうものの、映画自体の内容はとても面白いと思います。
それに多くの方から高い評価を得ている作品でもあります。
となると『白ゆき姫殺人事件』にかける期待値は高く、どうなんだろう？と恐る恐る観てみました。
結論を先に述べますと、うーん。いたって普通〜。
『告白』のように衝撃的な展開になるわけでもなく、犯人がわかってもなんのどんでん返しすらない。
えっ！？まぢでこれで終わり？
言ってしまえば、2時間は言い過ぎでも1時間ぐらいは時間を返して欲しいと思ってしまいました。期待値が高かっただけにやや落胆です。
『告白』とは内容は違えども、物語のクオリティの低さに複雑な心境でした。
現実を受け止められないというか、ホントにこれ同じ作者と認めるまでに時間を要しました。
犯人なんて報道されて、はい！おしまい。とあっけなく、ひねりがないぶん名探偵コナンの出番すらいらないほど薄っすらとした内容でした。本当にがっかりです。
せめてもの救いは、豪華出演者の方々。
なかでも一番輝いていたのは、井上真央の演技力です。
作中では一番地味な設定の女の子の役柄を演じていましたが。
あのオーラを消した感じ、演技力の幅の広さにただただ驚きでした。
『キッズ・ウォーズ』や『花より男子』のイメージしか残っていませんでしたので。
ボクの人生のなかで、こんなにも地味で可愛い女の子を見たことがありません。
会社に井上真央クラスの女の子がいたら、実際はウハウハだと思いますけどね。
しかも料理も上手というお墨付き。この子となら家庭をもちたいと思わせる人柄でした。
そのほか個性あふれる登場人物に、綾野剛と染谷将太の2人はいい味を出していました。染谷将太はセリフも少なめすぎでしたが、あのゆるさがいいちょうどよかったです。
悪女のイメージが染み付いて離れない菜々緒は、期待を裏切らないほどのハマり役。
いつになったら払拭されるのか。まぁ、当の本人は払拭しようとは思ってはいないようですが。
今回も綺麗なお姉さんキャラに加え、意地悪女の役を演じていました。あんなことが日々起こっていると思うと、会社へ行くのが嫌になりますね。女性だらけの職場は本当に怖い!!
物語のキーマン的役割を担っている貫地谷しほりは、その役柄にびっくり。
田舎の町で引きこもってゲームばかりをしているし、膝立ててあぐらをかいている姿なんかこの映画でしか見られないと思います。
偉そうな口調で、淡々と語る貫地谷しほりの姿はまるで男の子。自分でオレ呼ばわりしてるし。
さすがは実力派の女優。なりきり感ハンパないです。
まだまだ紹介しきれないほど個性的な登場人物が出演していますので、物語には期待せず出演者にだけ注目して観られてください。
そうすれば、観て後悔する心のダメージも軽減されるかと思いますので。
この情報だけを頼りに犯人を当ててみてください！
本作を観るつもりはないと思っている方は、今からお伝えする情報だけを頼りに犯人を見つけてみてください。
作中のタイトル通り白ゆき姫殺人事件ということで、作中で殺害された人物が1名います。
その人物とは、三木典子（菜々緒）です。
長野県のしぐれ谷国立公園内で、滅多刺しにされたあげく焼死体となって発見されました。よほど恨みをもった人物による犯行であることが伺えます。
ここで、三木典子は一体どんな人物なのか説明をします。
三木典子は誰がどう見てもスタイル抜群で顔も超美人な女性です。
自前の美貌を活かし職場の男性陣からは大人気で、いつも注目の的となっています。
性格はお世辞にも美人とは言えません。むしろ、クソブスです。
人であれ物であれ、人が好きになったものをとことん奪って苦しむ姿を見ることに快感を覚える人格の持ち主です。
先輩後輩関係なく女性社員になら誰に対しても意地悪な彼女は、同じ職場の女性社員からは恨まれても仕方がないという印象です。
つまり犯人は、同じ職場の女性社員の誰か！？かもしれません。
三木典子の殺人事件に関係する女性社員は、以下の4名になります。
1人目：城野美姫（井上真央）
三木典子と同期で、社内では地味で目立たない感じの女性。三木典子の存在もあっていつも彼女の影に隠れています。
幸薄い感じが漂っていますが、そんな彼女にも嬉しい出来事が起きます。
篠山係長（金子ノブアキ）のために弁当を作ってきたのをきっかけに、2人は付き合うことになります。
が、幸せな時間はそう長くは続かず、いつの間にか三木典子に篠山課長を横取りされてしまいます。
そのあとも三木典子の嫌がらせはエスカレートし、様々な仕打ちを受けてしまいます。
芹沢ブラザーズのファンでもある城野美姫。
どんなに嫌なことがあっても芹沢ブラザーズの音楽を聴くことで、心の平常心を保つことができていました。彼女にとっては唯一の心のより所でもありました。
が、またしても三木典子からの嫌がらせ攻撃を受けてしまいます。
三木典子は篠山係長を捨てた挙句、芹沢ブラザーズの雅也（TAIRIKU）と付き合うことになります。
さらに城野美姫の心に追い打ちをかけるように、取れなかった芹沢ブラザーズのライブチケットをあげるとみせかけて当日にドタキャンされる嫌がらせにあいます。
その後事件が発生してからは、彼女の行方がわからなくなります。
2人目：狩野里沙子（蓮佛美沙子）
映像製作者に務める赤星雄治（綾野剛）とは友人関係で、今回の事件を彼に知らせた人物でもあります。
その際、三木典子についていくつか情報提供をします。
職場で三木典子のパートナーでもある狩野里沙子。
三木典子は仕事のミスをかばってくれたり、ご飯にまで連れて行ってくれるほど面倒見のいい先輩であったと言います。
狩野里沙子にとって三木典子という女性は憧れの存在でした。
そんな人気者の三木典子のことをよくないと思っている人物がいると、一人の女性社員の名前を言います。
その人物とは、城野美姫です。
彼女が犯人である可能性が高いとああだこうだと赤星雄治へ告げた挙句、「彼女が犯人だったら良いのになぁ」と意味深な言葉を残します。
狩野里沙子の情報提供をきっかけに、赤星雄治の単独調査・取材がはじまります。
3人目：満島栄美（小野恵令奈）
職場で城野美姫のパートナーである彼女。
三木典子とは会社が同じというだけで、これといって接点はありません。
彼女は赤星雄治から取材を受けた際に、城野美姫のことを変人呼ばわりした挙句、彼女が犯人であるとはっきり言います。
篠山係長をとられたことによる犯行で、普通じゃ考えられないけど城野美姫は普通じゃない人間と話します。
彼女が三木典子から嫌がらせを受けたという話は一切なく、むしろ可愛がられていたみたいです。
でも実際のところはわかりません。この女性の方もけっこう可愛いですから。
4人目：間山先輩（宮地真緒）
三木典子からすると職場の先輩で、城野美姫の元パートナーでもありました。
事件前の前夜は、彼女の送別会がありました。
三木典子のことをあまりよく思っていなかったようで、服装を真似されることもありました。
服装を真似された日から、せっかく買った洋服を会社に着ていくことはできなくなってしまいました。
先輩としてのプライドがあったのでしょうね。
ちなみに、赤星雄治からの取材は受けていません。
さいごにヒントを・・・
三木典子が焼死体で発見される前夜、彼女は職場の送別会へ参加していました。
このとき、彼女の体調はあまりよくなく少々風邪気味でした。
一次会で帰宅する途中、三木典子が城野美姫の車に乗車するのを目撃されています。
また大きなバックを抱え、駅に向かって猛ダッシュしている姿も目撃されています。
では以上の情報をもとに犯人を当ててみてください。
憶測に騙されないことが、犯人を見つけるための最大のヒントになります。
いろいろと考えたうえで、犯人がわかったという人はこちらのページで確認してみてください。
あらすじにはっきりと犯人の名前が書いてますので。
今日はここまで！
最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。
また次回もお楽しみ♪
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