【WOOD JOB!(ウッジョブ)~神去なあなあ日常~】から学ぶ仕事の流儀

公開日: : 最終更新日:2015/08/17 コメディ

作品情報

上映時間 116分
監督 矢口史靖
原作 三浦しをん
音楽 野村卓史
主題歌 マイア・ヒラサワ
主要キャスト 染谷将太
長澤まさみ
伊藤英明
優香
西田尚美
マキタスポー

 

あらすじ

毎日お気楽に過ごしていた、チャランポランな男子・勇気(染谷将太)は、大学受験に失敗、彼女にもフラれ、進路も決まらないまま、散々な状態で高校の卒業式を迎える。

そんな時、ふと目にしたパンフレットの表紙でほほ笑む美女につられ、街から逃げ出すように1年間の林業研修プログラムに参加することに。

ローカル線を乗り継ぎ降り立ったのは、ケータイの電波も届かぬ“超”が付くほどの田舎・神去(かむさり)村。

鹿やら蛇やら虫だらけの山、同じ人間とは思えないほど凶暴で野生的な先輩・ヨキ(伊藤英明)、命がいくつあっても足りない過酷な林業の現場…。

耐えきれず逃げ出そうとする勇気だったが、例の表紙の美女・直紀(長澤まさみ)が村に住んでいると知り、留まる事を決意するが…。

休む間もなくやってくる新体験、野趣あふれる田舎暮らし、底なしに魅力的な村人に囲まれ、勇気は少しずつ変化してゆく。果たして、勇気と直紀の恋の行方は?勇気は無事に生きて帰れるのか!?

引用元:http://www.info.city.tsu.mie.jp/modules/dept1011/article.php?articleid=3921

 

poster

 

こんにちは!オーサムです。

 

今回ご紹介する映画は、仕事が忙しすぎて田舎でゆっくりと生活がしたい!という気持ちに対して「甘い考えだったなぁ」と思わせてくれた、そんな作品です。

 

ここ最近、毎日仕事は忙しく、プライベートでも楽しみがなかったため、充実した日を送れていませんでした。

 

そのせいか、何度も心が折れそうなことに・・・。

 

田舎暮らしでもしてスローライフを送りたい、そんなとき目にとまったのが、この映画『WOOD JOB!(ウッジョブ)~神去なあなあ日常~』。

 

今回当ブログではじめて邦画を紹介しますが、1番最初にこの作品を紹介してよかったと心からそう思える内容でした。

 

というのも、汗水たらして働いている彼らの姿を見て、”今は忙しくて辛いかもしれないけど、世の中には私よりもっと頑張っている人たちがいるんだ!だから私も、もっと頑張れるはずだ!”と勇気をもらえたからです。

 

仕事というのは、なんでも大変なことだと思います。

 

田舎でも、都会でもその大変さというのは変わりません。

 

田舎だからゆっくりとした生活が送れる、と思ってたら大間違い。

 

むしろ田舎のほうが、生活にしても仕事にしても大変なことばかりです。

 

そう感じるのは、私が便利な世の中に身を置いて生活をしているほかありません。

 

インターネットは繋がっているし、ケータイの電波も十分なくらいあります。

 

それに日用品や食材にしても、車を数分走らせた距離にスーパーかコンビニなどのお店があって、すぐ買い物へ行くことだってできます。

 

しかし本作の舞台となった超がつくほど田舎の神去村(三重県津市美杉)は、ケータイの電波はもちろんないですし、車で2時間走らせないと街に出て買い物すらできない、というような場所です。

 

この映画を観てると、私自身いかに便利なところに住み楽ができているか、実感せずにはいられませんでした。

 

田舎で生活するのはいいけど仕事は何するの?

この問いを自問自答したときに、田舎で働くなら農業!?と考えましたが、本作を観て林業もいいなぁと思いました。

 

というのも、架空の会社ではあるものの中村林業の親方である中村清一(光石研)を筆頭に、田辺厳(マキタスポーツ)、小山三郎(有福正志)、そして林業の天才・飯田キヨ(伊藤英明)たちの仕事に対する姿勢に感銘を受けたからです。

 

感銘を受けたシーンというのは、キヨが平野勇気(染谷将太)ほか研修生たちに木の切り方を見せたあと、勇気が冗談半分に言った一言に対してキヨが怒りをあらわにしたところです。

 

たとえその一言が冗談だったとしても、自然をなめてかかると命すら落としかねません。

 

林業とはそういう”死”と隣り合わせの仕事だと思いますし、自然の恐ろしさを熟知しているからこそ、キヨは18歳と幼い勇気に対して怒りを本気でぶつけたのだと思います。

 

このときのキヨもそうなんですが、彼の役柄を見てればみるほど松岡修造と重なる部分がたくさんあって、少しめんどくさそうな感じがしましたが、情熱のある男は本気でカッコイイと思いました。

 

まさにプロフェッショナルの流儀といいますか、真剣に仕事に取り組む姿勢は、これぞ林業に生きる男の生きざま!と言わんばかりの熱意がヒシヒシと伝わってきました。

 

それに飯田キヨみたいに、今こんなに一生懸命になって(情熱をもって)指導してくれる人なんて滅多にいませんし。

 

私とはそもそも職業が違うからそう思うだけかもしれませんが、1年の研修生相手にここまで面倒を見てくれるのも珍しく思います。

 

あっ!それと私は、仕事をして怒られたいというM男ではありませんので・・・(笑)。

 

林業という名の仕事の魅力

林業と聞いて、みなさんは何を1番最初に思い浮かべますか?

 

私はまっさきに、チェーンソーを使って木をなぎ倒す光景が頭に思い浮かびました。

 

では実際のところ、林業とはどのような仕事なのかというと、

林業(りんぎょう、英語: forestry)とは、森林に入り、主として樹木を伐採することにより木材を生産する産業。第一次産業の一つ。

とウィキペディアに書かれていました。

 

私の思っていたイメージ通りの解答ですね。

 

しかしここで疑問に思うことが、どうして森林の木を切ってしまわないといけないのか?

 

何も知らない人からしてみれば、ただ単に環境破壊をしている行為に見えなくもありません。

 

でも森林の木を切る行為というのは、けして悪いことではありません。

 

仕事として成立しているんですから当たり前の話になるかもしれませんが、むしろ木を切ることで森林は元気な姿になります。

 

というのも、木を切ることで影になっていた部分に光が入り、その光によって木や土に栄養が与えられ、根から吸収された栄養が木全体に広がり、そして瑞々しい緑いっぱいの葉を咲かします。

 

だからこそ、ただ単に木を切っておしまいというのではなく、木の健康状態を把握したうえで選んで切る必要があるのです。

 

木を切るという一見シンプルな仕事内容と思われがちですが、案外奥が深い仕事なのかもしれません。

 

それに作中のシーンでありましたが、木が高く売れることを知った勇気は山の木を「全部切っちゃえばいい」と言い放ったあと、ヨキはこのような言葉を返しました。

 

自分たちが切り尽くしてしまえば次の世代が困る、今ある木も何世代も前の人たちが残してくれたものを切らせてもらってるんだ。

 

林業は農業と違ってすぐ結果が出ないらしく、その効果を実感するのはあとになってわかることなんだそうです。

 

このセリフを聞いたときは林業を知らない私でも、心にグッとくるものがありました。

 

長い歴史があるというか、一生を懸けて働く姿勢に言葉にはならない感動を覚えました。

 

林業って素晴らしい仕事なんですね。

 

田舎に引っ越すとあるあるな洗礼

これから田舎へ引っ越して生活する予定のある方は、田舎暮らしは何もそう簡単なことではないという話を肝に銘じておいてください。

 

たとえば都会では、引っ越したあと近隣住民の方に「つまらないものですがぁ・・・」と挨拶品を差し出して、簡単にあいさつ回りを済ませておけば、今後の付き合いもそう悪くはなりません。

 

ところが田舎の場合、そう簡単には新しい人(よそ者)を受け入れてくれないことがあります。

 

とはいっても一概には言えないことですし、イメージ的な部分も強いとは思いましたが、本作に登場する村の町長・山根利郎(柄本明)の役柄によって、田舎ってやっぱりそうなのかぁ、と思わざるを得ませんでした。

 

確かにはじめて町長とすれ違ったときに、勇気があいさつをしなかったのも悪いとは思いました。

 

でも、右も左もわからない土地に来た勇気に対して、あの仕打ちはちと厳しいのでは?と感情移入すらしてしまいました。

 

勇気は勇気で、もう少し村人から受け入れられるように努力するべきだったのかもしれませんけど。

 

とにかく、まず人に会ったらあいさつすることを肝に銘じておかなければなりません。

 

でないと、一瞬にしてその人と周りの人たちとの関係性も危うくなりますから。

 

人にすれ違ったときは、1にあいさつ、2にあいさつ、3も4もあいさつで、5もあいさつです。

 

それと軽く会釈をすることも忘れずに。

 

あいさつの必要性については、生まれて言葉が話せるようになったときに、比較的すぐ親から教わる事柄だと思います。

 

コミュニケーションの入口とも言っていいほどあいさつとは大切なことですから、勇気ももう少しこの部分を意識しておけばいい方向性に印象をもたれたのではないかと思います。

 

勇気をみてると、一般常識を知らないってのは本当に怖いものだと感じます。

 

どこへいっても誰に対しても、礼儀をわきまえることは円滑な人間関係を築くために必要なことです。

 

最低限、一般常識というのは学んでおくべきですね。

 

最後に・・・

今回映画の内容にはほとんど触れませんでしたが、これには理由があります。

 

その理由とは、まだ本作を観られていない方に対して『WOOD JOB!(ウッジョブ)~神去なあなあ日常~』を観た学びを私なりの見解で伝えたいと思ったからです。

 

この映画を観て私は、「このように感じた!」、「このように考えた!」というような感想文みたいな感じになりましたが、最終的に映画を通して私が伝えたかったことは、邦画ってやっぱいいよね~ということかな。

 

心温まる1本をぜひご視聴してみてください。

 

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