【グランド・イリュージョン】痛快なエンターテイメントショーが面白いとかのレベルを超えてた！

作品情報

こんにちは！オーサム（@awesome8v8）です。

『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』の公開にともない、1作目の『グランド・イリュージョン』を観てみました。

観たのはこれで2度目ですけどね。

まぁ、だからといって『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』を観に行く予定は今のところありませんが、それでも別にいいんです。

だって、2度観ても十分楽しめましたから。

内容について、うる覚えだったのもありますが。

クライマックスシーンのサディアス（モーガン・フリーマン）のはっ！とした表情を観たと同時に、あっ、そうだった！こんな展開だったね、とまんまと2度騙されてしまいました。

ホント、学習しないよね。ボクって人間は。

でもこれが、病みつきだったりします。

登場人物のキャラクターといい、本作で披露されるマジックといい、ストーリーの構成とかも全部含めてエンターテイメント性の高い作品です。

ずっとワクワクして観れましたから、こんな気持ちにさせてくれる映画なんてそうそうありませんよ。

映画の枠を超えて、これはもうエンターテイメントショーです。

いい意味で興奮したい方にはおすすめですから、ぜひ観てみてください。

これが本当のエンターテイメント映画だ！

エンターテイメントを語るうえで欠かせないのが、”フォー・ホースメン”の方々。

”フォー・ホースメン”とは、男女4人で構成されるチームの総称です。

彼らを簡単に紹介すると・・・。

女の心を一瞬にして虜にしてしまうほど魅力的なマジックを次々と披露する、通称”奇術師”のJ・ダニエル・アトラス（ジェシー・アイゼンバーグ）。

水中脱出であっと驚くマジックを展開する紅一点のセクシーマジシャン、通称”イリュージョニスト”のヘンリー・リーブス（アイラ・フィッシャー）。

彼の言葉に耳を傾けた瞬間、すべてが彼の操り人形と化す、通称”メンタリスト”のメリット・マッキニー（マーク・ラファロ）。

彼に近づくと大切な何かがなくなってしまう、通称”ピックポケット”のジャック・ワイルダー（デイヴ・フランコ）。

こんな感じになります。

彼ら精鋭たちが繰り広げるショーは、すごく、すごく、夢と希望に溢れています。

つまらないテレビなんか消して、今すぐ彼等のエンターテイメントショーを観たほうが100倍人生楽しめるってもんです。

シビアな話もあるよ！

エンターテイメント！エンターテイメント！と賑やかな話ばかりをしてますが、この映画にはシビアな話も出てきます。

これがすごく切なくて、すごく考えさせられる瞬間でもあります。

その問題となるシーンは、種明かし屋のサディアスと助手らしき人物、それにFBI特別捜査官のローズ（マーク・ラファロ）にICPOのアルマ（メラニー・ロラン）の4人で話しているとき話題にあがります。

サディアスは、ローズやアルマにこのような話をします。

「この5年間で何人が生でマジックを見たと思う？」

「およそ160万人」

「私の種明かしをダウンロードした人は・・・500万人」

「その代償は？」とアルマーがサディアスに問います。

「大勢が廃業。死者も出た。」

するとサディアスは、こう聞き返します。

「ライオネル・シュライクかね？」

引用：作中一部セリフ

このあとバカな男と言って、ライオネル・シュライクのことをディスります。

ただでさえ自慢そうに話すサディアスの姿にイラッとしましたが、廃業にまで追いやりそのことが原因で亡くなった人のことを愚弄するなんて、もう人間の風上にも置けません。カスです。

自分さえよければそれでいい、という典型的な人間ですよ。彼は。

マジックの業界のことはあまりわからない身分ではありますが、マジックの仕事は夢のような時間を与える仕事だとボクは思っています。

それがサディアスの手によって、夢をぶち壊されお金へと形を変えてしまうこの悲しさ。

悲しいことはそれだけに留まらず、ダウンロードを行った人数の多さにも悲しみの感情を抱いてしまいます。

マジックを生で見るよりも、はるかに需要があります。

需要があるということは、ある種商売として成り立っているわけです。

世の中が求めているのですから。

ただこのとき思ったのは、ライオネル・シュライクの死の原因をつくったのはサディアスですが、サディアスという人間をつくったのは500万人もの人間であるということです。

マジックの種が知りたいという気持ちはわからなくもありませんが、種明かしによって苦しい生活を余儀なくされてしまう人間もいるということだけは知っておくべきだと、本作を通じて改めて思いました。

でなきゃ、バグに夢を食われてしまった人のように、腐った心を持つ人間に成り下がってしまいますからね。

気をつけないと、気をつけないと。

この映画で騙されなかった人はぜひボクに通報を！

記事のはじめにも書いたように、2度観たのにも限らずボクはものの見事に製作者の術中にハマってしまい騙されてしまいました。

「そんなことあるわけない、お前がバカだからだろう？」と、チラホラ声が聞こえてきそうですが、「私は絶対に騙されない！」と高をくくっている人ほど騙されてしまいますよ。きっと。

もしこの映画を観て「私は騙されなかった！」という方は、ボクにツイッター経由でメッセージをください。

メッセージを送る際は、ドヤ顔で構いません。

すんげぇー！

とひと言、激励の言葉を送らせていただきますので。(笑)

▶ツイッターアカウントはこちら

さいごに

もうこれ以上ボクからは、本作について語る必要性はありません。

自らのその目で耳で頭で、ド派手に楽しみド派手に騙されてちゃってください。

▶Hulu公式サイト

はい、今日はここまで！

最後まで読んでいただき、

ありがとうございます。

また次回もお楽しみに♪

オーサムはこう思った！

オーサム

期待と感動を与えてくれる”フォー・ホースメン”たちをすごく尊敬する。

ボクも彼らのように、価値を与えられるような人間になりたい。いや、絶対なってみせる。

そのために、掲げた目標に向かって地道な努力を積み重ねていこうと思う。